キャップの穴加工
真鍮製のキャップの内側を真上から撮影した画像です。
左側は底に模様が入ってしまっていますが、わざとではありません。同じ様に加工をしたのですが出来上がりがこの様に違ってしまいました。
これは、小さい穴ゆえに切粉(切削粉)のハケが悪く、その切粉にバイトが邪魔をされて、たわんだりした結果、起こります。切粉を掃かそうと油(切削油)を掛ければ掛けるほど、小さい穴ゆえ、切粉は奥に留まったままになります。
こういう時は、掛ける油の量を控えるのが一番です。が、掛け足らないと切粉が切削面を叩いて折角きれいに仕上がった加工面がケバケバになったりします。
そのさじ加減が味噌ですね。